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【とくダネ】梅雨のお風呂掃除で雑菌対策!残り湯洗濯の臭い対策もプロが伝授! レジオネラ肺炎を防げ!

   

2015年7月7日とくダネ紹介

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20度~40度ってなんの温度が分かりますか?

 

正解は一番雑菌が繁殖しやすい温度なんです

これってそのまんまお風呂のお湯の温度ですよね。

 

お風呂の残り湯を洗濯や掃除に使う人も多いですが、このお湯がこの梅雨の時期から夏にかけて非常に危険なんだそうです!

 

そこで今やるべき雑菌対策をまとめました

   

 
       

お風呂の水の雑菌の数

まずは実際家庭の浴槽にどれだけ菌がいるか調べてみました

 

ご主人と二人暮らしのあるご家庭の場合

入浴前の雑菌 40個

入浴直後の雑菌 110個

とまぁまぁ我慢できる数

 

しかしこのお湯を一晩放置するとその数はなんと25万個まで増殖!!

一気に増えてしまっています。

 

子供がいる5人家族のあるご家庭の場合

入浴前 80個

入浴直後 2700個

そして翌朝のお湯にはなんと2700万個もの雑菌が繁殖していました!

これは子供が体を洗う前に湯船に入ってしまったことが大きな原因。

そのまま湯船に入ると特に雑菌が増えるのだそうです

 

雑菌の種類

お風呂の雑菌で多い菌は表皮ブドウ球菌やミクロコッカス、納豆菌など。

これらは特に人体に有害ではないそうですが、レジオネラ菌が増える要因にはなってしまうそうです。

 

レジオネラ菌の恐怖

 

レジオネラ菌は基本的には屋外の水や土などに生息しています。

それが人間の体について家に持ち帰られるとお風呂で増殖、菌を含んだミストが肺に入ることで重篤な肺炎を引き起こすこともあるのだそうです。 怖いですね。

実際、レジオネラによる肺炎で死亡した方もいるのだそうです。

子供や高齢者がいるご家庭は特に気をつけたいですね。

 

ではどうやって対策をすればいいのでしょうか?

実は夏前から効果的な掃除をすることで、菌の繁殖は抑えられるのだそうです!

 

   

 
       

 

菌繁殖の予防方法を伝授

菌が好きな場所

まずは敵がいる場所を知りましょう。

菌は暖かい場所が好きです。注意したい場所は

  1. 配管の中IMG_6569.JPG
  2. シャワーヘッドIMG_6571.JPG
  3. 蛇口の中IMG_6572.JPG

です。

それでは、プロの掃除屋さんに効果的な掃除のしかたを教えてもらいましょう!

配管の中(蓋は外す)

    1. お湯の中に酵素系の漂白剤の粉のタイプを150gほど入れるIMG_6573.JPG
    2. 20分放置
    3. お湯を温め直す(漂白剤がお湯の循環する穴を通り配管をきれいにするそうです)
    4. 排水する※排水前にバケツ一杯分の漂白剤入りのお湯を取っておく
    5. もう一度お湯をため直すと怪しい浮遊物が出てきたらお掃除成功ですIMG_6574.JPG

シャワーヘッドと配管の蓋

    1. ※で取っておいた漂白剤入りのお湯の中にシャワーヘッドや排水管の蓋をつけおきするIMG_6575.JPG
    2. しばらく置いてブラシで洗うと汚れがきれいになります

蛇口の中

  1. 重曹に水を少し入れて重曹液をつくるIMG_6576.JPG
  2. 歯ブラシで蛇口を洗うIMG_6577.JPG

入浴後に壁にシャワーで水をまいて浴室やシャワーヘッドの温度を下げるのも、菌の繁殖を抑えられるそうです!

 

残り湯洗濯でも臭くならない方法

梅雨の時期に気になるのは洗濯物の臭いですね

洗いもすすぎもお風呂の残り湯で洗濯すると、実は洗濯後も雑菌が残っています

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洗濯後なのに雑菌に反応する洗剤が反応してますね

これが洗濯物のニオイの原因になるそうです。

 

ちなみにお風呂の残り湯で洗って、水道水ですすいだ場合は雑菌は残りません。

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全く反応なしですね

 

残り湯で洗濯する場合は、すすぎだけ水道水にするか お風呂の後に菌を活性化しない錠剤を入れましょう

こんな錠剤です!

 

大掃除は年末にするのが一般的ですが、お風呂場だけは今するのがいいでしょう! ちなみに、3ヶ月に一度配管まで掃除をされていたご家庭では、残り湯の菌が増えることはなかったそうですよ!これは俄然やる気が出ますね!

   

 
       

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